作品
尊景のための展望室
菊地良太(日本)
終了
鷹狩山 展望台
フリークライマーとして活動する異色のアーティスト。鷹狩山展望台から望む信濃大町の雄大な景色を前にした作家は、山の視点で人を見ると、ボードゲームのコマみたいな存在かもしれないと感じたという。そこで自らの身体をボードゲームのコマに見立て、信濃大町の景色に入り込むパフォーマンスを記録した写真作品を発表し、観客は展望室の双眼鏡で、作家のアプローチした場所を探すことができる。
「人間が行けるところと、行けないところの境はどこにあるのだろうか?」と問う作家は、身体を対話手段として、常識の限界に迫っていく。
![菊地良太](https://shinano-omachi.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/f8f77d7858bffe45c65dde6b5f6fc5b9.jpg)
菊地良太(日本)
1981年千葉生まれ / 在住。フリークライマーとしての独特の視点を美術表現へと変換させ、都市や風景に内在する様々な領域や境界線等を可視化させる作品を発表している。