作品

シェルター -山小屋-

エマ・マリグ(チリ / フランス)

終了
常盤・旧高橋鉄工所

使われなくなった鉄工所の空間に、特殊な白い糸で織り上げた、半透明の巨大なレースをインスタレーションする。レースの層は、影と光の効果でかつて「塩の道」で栄えた大町の地図をぼんやりと描き出す。ステンドグラスのように光、空気、空間と繊細に影響しあい、光を帯びた作品は、灰色の武骨な工場と相まって、神秘的な空間をつくりだす。
チリで生まれ育ちフランスに亡命した作家は、大町の風景にアンデス山脈を思い起こしたという。故郷の風景を想い、大町の自然 - 山、湖、谷、木へのオマージュとして構想された作品。

エマ・マリグ

エマ・マリグ(チリ / フランス)

1960年チリ生まれ / フランス在住。政変により17歳で国外亡命を経験し、1993年以来、パリを拠点に活動。亡命、国境、記憶をテーマに、ノスタルジックで詩的な作品を制作する。

作品情報

展示年度 2021年
エリア 源流エリア