作品

水面の風景

平田五郎(日本)

公開中
宮の森自然園

2014年より継続してきた大出の水をめぐるアートプロジェクトを、場所を新たに展開する。ざぜん草や水芭蕉が群生し、湧き水が流れる宮の森自然園に作品を移設、リニューアル。湧き水が悠々と流れる自然園の水景に、御影石による花を添える。花の内側に水を導水し、溢れだした水が敷石を敷き詰めた円形のくぼ地に薄く溜まり、水鏡となる。そして花を通過した水は地に還る。
自らの手でこつこつと石を運び削り続ける作家の仕事と、循環し流れ続ける水、普遍の存在と類させる石が、自然園の緩やかな時間の流れを描き出す。

平田五郎

平田五郎(日本)

1965年東京生まれ / 茨城在住。心理的な自分の場所や部屋をつくることをテーマに凍結した湖上、砂漠、ヒマラヤ、アラスカ沿岸部などをひとりで歩行しながら小さな彫刻をつくるフィールドワークを行う。

作品情報

展示年度 2017年、2021年、2024年
エリア 源流エリア