作品
不確かな風向
磯辺行久(日本)
1970年代から環境計画のパイオニアとして仕事をし、近年は自然環境の変化と地域社会の関係を主題とする作品を発表する磯辺。この地域に特有な環境資源である風、霧、地下水、また河川への影響に着目し、七倉ダムの周辺環境とその変化をテーマとした。エコロジカル・プランニングの手法にもとづき実際に測量調査し収集した風の流れのデータを視覚化することで、長い時間をかけ水や風、さまざまな自然の流れが変わっていく現象を150m×300mのライフ・サイズにして現場で体験する。
磯辺行久(日本)
ペンシルバニア大学大学院でエコロジカル・プランニングを習得。帰国後、国・地方自治体からの地域資源・環境計画などの調査・企画を受託。現在まで環境と表現、エネルギー・風・水・土、社会・文化などをテーマにさまざまなプロジェクトを実践中である。