作品
自然の美しさと調和
ポウラ・ニチョ・クメズ(グアテマラ)
グアテマラのマヤアーティストによる絵画の展覧会。彼女の作品は、彼女の世界観を色濃く映し出し、自身のアイデンティティーや文化をもとに、経験や夢を描き出す。マヤ文化の伝統を尊重しながらも、独自の線描によって伝統的な絵画とは一線を画し、音楽、動き、言葉、色を通じて自然と交感しているかのようである。「自然は母のようである」と語る作家が、信濃大町に訪れた際に感じた風景 -風の流れとともに踊る水、北アルプスにささやく風と雪、花と畑を愛撫する露、生命を祝福する動物- を壁画にし、グアテマラで制作した絵画とともに展示する。
ポウラ・ニチョ・クメズ(グアテマラ)
マヤ文化をベースに描く絵画で国際的に知られるアーティスト。作品には、マヤ地域に伝わる宇宙に関する考え方と現実との関係性、多様な文化に対するメッセージが込められている。1955年グアテマラ出身、在住。