作品
種の旅
蠣崎誓(日本)
2019年に開催された、アーティスト・イン・レジデンス事業で制作された作品を再制作する。信濃大町の森で、信濃大町の人々によって集められた種や植物を使い、信濃大町の自然の色だけでつくられた一枚の絨毯。日常にある植物、種、小さな粒たちが、動物や風、人の手によって運ばれ、めぐり続けている。作家がこの土地で出会った種は展示終了後に希望者に配布され、育っていく予定。普段見落としてしまう、小さなものを見つけ、見つめることの重要さに気付かせてくれる作品。
蠣崎誓(日本)
1979年栃木生まれ / 東京在住。手と指先を使い生きることを目指して、自然や日常にあるちいさなものから作品を作り出す。種や実などの小さな素材を集め、土に還りまた生まれる作品を制作しているほか、ちぎり絵や人形制作、カフェなども行っている。