作品
信濃大町実景舎
目(日本)
終了
鷹狩山山頂の空き家
2017年の第1回展で発表された、クリエイティブチーム「目」による本作品は、鷹狩山の山頂からのぞむ圧倒的な北アルプスの山並みと信濃大町の風景を見るための装置として構想された。鑑賞者は、建物の間取りや階層を無視するように無差別に延ばされた導線へと誘われる。2階にのぼり、家屋の梁や天井をまたいだり、潜ったりしながら不安定な白い空間を進むと、平衡感覚が失われていくような不思議な体験をすることができる。そうして白い曲線に包まれた空間を進むうちに、北アルプスと大町市街を見渡す風景に突如出合う。

目(日本)
2013年より活動するクリエイティブチーム。中心メンバーはディレクターの南川憲治、アーティストの荒神明日香、制作統括の増井宏文。不確かな世界の可能性を信じ、その魅力の先を鑑賞者に実感させる作品を展開している。