作品
雲結い(くもゆい)
五十嵐靖晃(日本)
「相互扶助(現地言葉:ええっこ)=結い」の力で、木崎湖と雲をつなぐイメージで空に向かって組紐を組み上げた作品。作家は信濃大町の北アルプスと高い空、山岳信仰から「垂直」を意識。平公民館、木崎湖観光協会、木崎湖キャンプ場の協力により、延べ148名のサポートで木綿糸を25mの長さに2,560本切り、組紐を組んで完成させた。糸は「クラフト工房La Mano」が染色。作家は湖畔の清掃活動に参加したり、地元との交流をはかりながら制作した。
五十嵐靖晃(日本)
1978 年生まれ。人々との協働を通じて景色をつくり変える表現を展開。日本からミクロネシアまでの約4,000kmをヨットで航海した経験から「海からの視座」を根底に据える。