作品
山の唄
大平由香理(日本)
日本画家・大平は、信濃大町に1か月半滞在し、日々を営むなかで体感する山々の圧倒的な量感を取り入れながら制作。「山はいろいろなものを生み出した、始まりの場所」と言い、犀龍と泉小太郎の伝説をモチーフに、自身を小太郎に、作品を母・犀龍に見立てた新しい物語を創出した。地元の和紙である松崎和紙でつくられたトンネルには信濃大町の風景が描かれ、龍の体内を通り抜けるような作品となった。
大平由香理(日本)
1988 年生まれ。日本画の技法を用いて、主に山をモチーフとした絵画作品を制作。作品は鮮やかな色使いによる豪快さと表現の緻密さをあわせもち、見るものに感動を与える。