作品
不可視な都市:ロング・グッドバイ
新津保建秀+池上高志(日本)
人は日々いろいろなことを記憶に留めるが、多くは思い出されることもなく、静かに消えていく。雪や氷のように。新津保と池上はかつて塩の道だった信濃大町を舞台に、雪に見立てた大量の塩を地下の一室に運び込み、雪室のような空間を制作。新津保による断片的な記憶の映像の背後には、池上の友人であるRolfPfeifer と聴講生の心と体をめぐる会話が流れる。雪、光、映像、音(科学の言葉)によって記憶にまつわる心象風景をつくりだした。
新津保建秀+池上高志(日本)
[新津保建秀] 1968 年生まれ。写真、映像、フィールドレコーディングなどによる制作を行う。[ 池上高志] 1961年生まれ。東大で複雑系・人工生命の研究・教育を進めながら、アート作品への翻訳も行う。