作品
龍(たつ)
パトリック・トゥットフオコ(イタリア/ドイツ)
大町市に伝わる「犀龍と泉小太郎」の伝説をモチーフにした作品。伝説のなかで龍の姿をした母親が巨石を打ち砕いて湖の水を流し、人々を助けて後に安曇野となる平野を切り開いたことが、芸術祭によって地域活性化をはかる状況に似ていると作家は感じ、水神の象徴でもある龍を新たに視覚化する方法として目に焦点を当て、作品化。作品は龍神湖と大町市街地を見守っている。目のモデルは大町在住で辰年生まれの高校生、龍君。夜には目が光る。
パトリック・トゥットフオコ(イタリア/ドイツ)
1974 年生まれ。国際都市のさまざまな背景をもつ人々と、多文化的な都市生活の関係性をテーマに作品を制作。2003 年『第50 回ヴェネツィア・ビエンナーレ』など展示歴多数。