作品
Folding
ルデル・モー(南アフリカ)
100年以上前から大町市と八坂村を結んでいた旧相川トンネルで展開する、遺跡のような彫刻作品。これまで鉄とコンクリートを素材に大規模な彫刻作品を制作してきた作家が、地元の竹と土を用いて、人間と動物の相が重なりあうような2体のレリーフを創作する。廃墟となったトンネルの形状も彫刻の一部となり、光と影が融合して、完成と崩壊、永遠と儚さが交錯する空間が現れる。
ルデル・モー(南アフリカ)
遺跡や廃墟、風化した建造物を思わせる記念碑的彫刻を制作。堅固さと構造的な重量を暗示するその彫刻作品は、はかなさ、もろさ、永続性、無常という概念を内包している。1971年南アフリカ生まれ、在住。