作品
空の根っこ -Le Radici Del Cielo-
宮山香里(日本/イタリア)
⼤地と空がもっとも近づき、天地の⼀体化を感じ得る土地に現れるインスタレーション作品。舞台となる須沼神明社は、北アルプス山脈を仰ぎ見る田園に囲まれた鎮守の森の中に鎮座している。⿃居を越えた眼前に佇み、聖と俗、常世と現世の“端境”として存在してきた神楽殿に、⼤地とつながる“根の森”、同時に、天空に流れる“雲海”を感じさせる「空の根っこ」が現れる。
宮山香里(日本/イタリア)
イタリアと日本を拠点に活動。文化・世代によって変化し続ける、境界領域における〝視点〟や〝空間性〟に着目。多様なメディアを用いて「移ろうあいだ」の時空間を創り出し、〝隔たり〟でなく〝繋がり〟を見出す多角的・相対的な視点を探求している。1975年東京生まれ。