作品
北北西に進路を取れ
磯辺行久(日本)
2021年の作品《不確かな風向》に続き、七倉ダムで展開する巨大なランドアート作品。気流や水の変化・循環との関わりをテーマに、ダムができる前の川の流れ・地形を現在の姿にオーバーレイし、直径80mのコンパスを地面に描いて、軸としてのNNW(北北西)22.5°を示す。高瀬川の源流をたどるとともに、七倉ダム周辺の自然変化や高瀬・大町ダム、広域的な地域との関わりに着目する。
磯辺行久(日本)
ペンシルバニア大学大学院でエコロジカル・プランニングを習得。帰国後、国・地方自治体からの地域資源・環境計画などの調査・企画を受託。現在まで環境と表現、エネルギー・風・水・土、社会・文化などをテーマにさまざまなプロジェクトを実践中である。