作品
時に宿る
山本基(日本)
千国街道の宿場町として栄えた大町の歴史が残る「塩の道ちょうじや」の塩蔵で展開する作品。七夕の「川越し」人形の伝統を背景に、「私は若くしてこの世を去った大切な人との思い出を忘れないため、また忘却に抗うための仕掛けとして、浄化や清めを喚起させる塩で描き続けてきた」と語る作家が、時空を超えた思いの架け橋を制作する。
山本基(日本)
塩を素材に、床に巨大な模様を描くインスタレーションを長年制作。会期終了時には鑑賞者とともに作品を壊し、その塩を海に還すプロジェクトを実施している。近年は平面作品やデジタル・ドローイングにも注力している。