何日か前、日本の手話の通訳の方に出会った。彼女は手話でコダマを示してくれて、手話のパンフレットもくれた。ページをめくるにつれて、私は手話そして日本語という、二重に理解できない言語と向き合うことになった。
ここ2週間、私はほとんどの時間をビデオ撮影やサウンドの録音に費やしている。
高瀬川の隣の森で、不意に出会った植物があった。見たことがないその植物の名前を知りたくて、人生で初めてグーグル画像検索を使ってみたけれど、満足いく答えは得られなかった。
森への入り口で、川の土手にはクマ出没の危険ありという標識をみた。コーディネーターのナオトと私は鈴を持っていなかったので、代わりに歌を歌ってクマに私たちの存在を知らせることにした。