信濃大町あさひAIR

| 土本 亜祐美 Tsuchimoto Ayumi

土本 亜祐美 Tsuchimoto Ayumi

アニメーションの新しい表現方法について模索している。

技術が発展し社会が変わっていく中でアニメーションの定義に対しての疑問が芽生え、本質であるアニマをどのように宿すか挑戦している。既存の技法では無い方法でアニマを宿らせるため、「メディア考古学」に着目し、映画以前の視覚玩具といったあり得たかもしれない映像技術の姿を再検討する。

アニメーションのアイデンティティは’’ 生きている’’ を感じることではないだろうか。 松明の火と洞窟のゴツゴツした影が、洞窟絵画を動かして見せたように、自ら人間のよう に振る舞って見せるオートマタのように。

 

photo:永田風薫