東山エリア

東山エリアの鷹狩山山頂からは、大町市全域を俯瞰しながら北アルプス山脈を見上げることができます。ここから望む信濃大町の中心部は、西側の北アルプス山脈と、東側に広がる豊かな里山に囲まれた扇状地(盆地)で、南北に走る糸魚川静岡構造線という活断層上にあり、ここを境に東西で地質や生態系が変化しており、日本列島の成り立ちを彷彿とさせます。また、里山の暮らしと風景を色濃く残す集落が点在しているエリアです。※作品番号31、34、35の作品については、新型コロナウイルス感染症感染感染拡大防止を目的とする入国制限の影響により、制作が見送られました。

東山エリア

東山エリアの鷹狩山山頂からは、大町市全域を俯瞰しながら北アルプス山脈を見上げることができます。ここから望む信濃大町の中心部は、西側の北アルプス山脈と、東側に広がる豊かな里山に囲まれた扇状地(盆地)で、南北に走る糸魚川静岡構造線という活断層上にあり、ここを境に東西で地質や生態系が変化しており、日本列島の成り立ちを彷彿とさせます。また、里山の暮らしと風景を色濃く残す集落が点在しているエリアです。※作品番号31、34、35の作品については、新型コロナウイルス感染症感染感染拡大防止を目的とする入国制限の影響により、制作が見送られました。

29 持田敦子[日本]

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衝突(あるいは裂け目)

設置場所 / 美麻・旧教員住宅

美麻にある2軒の旧教員住宅が舞台。かつて校長先生と教頭先生の宿舎だったという隣り合う2軒の家が姿を変える。お互いを隔てていた物理的な距離、壁、境が変化し、圧倒的な力量によってぶつかり、重なり合う。隣り合う2軒の家というごく当たり前な関係性が崩壊し、鑑賞者それぞれによって再構築される。日本列島を東西に分断するフォッサマグナの西の縁に位置し、活発な地殻変動を繰り返し、隆起し、削り取られてできたこの土地で、家という不動であるはずのものを動かし、変化させることに挑む。


1989年東京生まれ / 長野在住。既存住宅の一部を円形にカットし回転させた『T家の回転』など、日常空間や公共空間に介入し、空間の意味や質を変容させるような建築的なインスタレーションを行う。

Photo by Pezhman Zahed

29 持田敦子[日本]

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衝突(あるいは裂け目)

設置場所 / 美麻・旧教員住宅

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30 青島左門[日本]

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いのちの記憶

設置場所 / 美麻・二重屋内ゲートボール場

2017年の第1回展で、大町本来の夜の暗さと星の美しさを表現するために、高原の夜空に生花をLEDで照らした作品を展開した作家。今回は、屋内ゲートボール場内を漆黒の世界に変え、銀河の世界をつくりだす。建物のなかを進むと、唯一外とのつながりを保つ自然光を取り入れた光ファイバーが大量の光の粒となって見えてくる。そのひとつひとつの光は瞬き、光の全体は天候の変化に伴ってゆっくりと呼吸するかのように明るさが変化する。大気の動きや地球の息吹、漆黒の空間で自分自身もひとつの生き物であると優しく思い起こさせ、銀河の穏やかな時間を感じさせる作品。


1980年静岡生まれ / 在住。彫刻、絵画、コンセプチュアルアート、舞台美術、絵本など多様な表現手段で、文明が自然に調和するための方法や、「いのちとは何か?」を探求する。

30 青島左門[日本]

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いのちの記憶

設置場所 / 美麻・二重屋内ゲートボール場

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32 目[日本]

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信濃大町実景舎

設置場所 / 鷹狩山山頂の空き家 制作年 / 2017年 恒久作品

2017年の第1回展で発表された、クリエイティブチーム「目」による本作品は、鷹狩山の山頂からのぞむ圧倒的な北アルプスの山並みと信濃大町の風景を見るための装置として構想された。鑑賞者は、建物の間取りや階層を無視するように無差別に延ばされた導線へと誘われる。2階にのぼり、家屋の梁や天井をまたいだり、潜ったりしながら不安定な白い空間を進むと、平衡感覚が失われていくような不思議な体験をすることができる。そうして白い曲線に包まれた空間を進むうちに、北アルプスと大町市街を見渡す風景に突如出合う。


2013年より活動するクリエイティブチーム。中心メンバーはディレクターの南川憲治、アーティストの荒神明日香、制作統括の増井宏文。不確かな世界の可能性を信じ、その魅力の先を鑑賞者に実感させる作品を展開している。

Photo by Tsushima Takahiro

32 目[日本]

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信濃大町実景舎

設置場所 / 鷹狩山山頂の空き家
制作年 / 2017年 恒久作品

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33 菊地良太[日本]

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尊景のための展望室

設置場所 / 鷹狩山 展望台

フリークライマーとして活動する異色のアーティスト。鷹狩山展望台から望む信濃大町の雄大な景色を前にした作家は、山の視点で人を見ると、ボードゲームのコマみたいな存在かもしれないと感じたという。そこで自らの身体をボードゲームのコマに見立て、信濃大町の景色に入り込むパフォーマンスを記録した写真作品を発表し、観客は展望室の双眼鏡で、作家のアプローチした場所を探すことができる。
「人間が行けるところと、行けないところの境はどこにあるのだろうか?」と問う作家は、身体を対話手段として、常識の限界に迫っていく。


1981年千葉生まれ / 在住。フリークライマーとしての独特の視点を美術表現へと変換させ、都市や風景に内在する様々な領域や境界線等を可視化させる作品を発表している。瀬戸内国際芸術祭2019など。

Photo by Ichiro Mishima

33 菊地良太[日本]

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尊景のための展望室

設置場所 / 鷹狩山 展望台

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36 ヨウ・ウェンフー(游文富)[台湾]

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心田を耕す

設置場所 / 八坂地区 神出

里山の暮らしが色濃く残る八坂地区を舞台に、夏秋の田園風景と冬の雪景色を調和させるランドアートプロジェクトが始動した。グラデーションに着色された50万本の竹ひごを、地域住民と協働して田植えのように植えていく制作プロセスには、毎年繰り返し田畑を耕すことを通して、土地に対する深い感情と強靭な意志を積み重ねていく農民の力が宿る。作品名にある「心田」は日本語の心地、心根とも近い、中国語で「心の在りよう」を示す言葉である。実際の田んぼに足を踏み入れ、人と人、人と土、そして人と万物の親密な関係性から、自らの心を耕す機会を創出する。


助成:台湾文化部


1968年台湾生まれ / 在住。主に竹を素材とし、感性を刺激する美しいインスタレーションの他、台北当代芸術館の建築全体を編み込まれた竹で覆うなど、膨大な手仕事によるダイナミックな作品も制作している。

36 ヨウ・ウェンフー(游文富)[台湾]

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心田を耕す

設置場所 / 八坂地区 神出

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37 エカテリーナ・ムロムツェワ[ロシア]

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全てもって、ゆく

設置場所 / 社・盛蓮寺(じょうれんじ)

大町市は昔、塩の道千国街道の宿場町として栄え、60kg以上の荷を背負って日本海から雪深い山道を運ぶ「歩荷」という壮絶な仕事があった。作家はこの歩荷のふるまいに興味をもち、北アルプスを仰ぐ盛蓮寺で2つの作品を発表する。境内の蔵では、重い荷物、もしくは魂を運びながら進む人々の姿を壁に映しだす。本堂では住民との絵画セッションを通して、等身大で描いた「大切なものを運ぶ人」の水彩作品を制作する。
作家は問いかける。「私たちは皆、人生の荷物(希望、欲望、記憶)を運んでいる。その荷物を肩から下ろし、純粋な魂で前進し続けることができるのだろうか?」


1990年ロシア生まれ / 在住。個人的・集団的記憶を探る抒情詩的作品を制作しているビジュアル・アーティスト。2020年、Forbes Russia主催の次世代を担う30名の1人としてイノベーション賞を受賞。

37 エカテリーナ・ムロムツェワ[ロシア]

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全てもって、ゆく

設置場所 / 社・盛蓮寺(じょうれんじ)

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