MENU

<国際芸術祭レポート>各エリアの作品紹介‖ダムエリア〜山麓の大自然と建造物〜

こんにちは。
北アルプス国際芸術祭レポーターのたつみです。

この記事では、各エリアに展示されている作品を紹介いたします!
以前、各エリアが「どんな場所なのか?」についてまとめた記事は、以下をご参照ください。

>>開催エリア紹介‖ダムエリア〜山麓の大自然と建造物〜

この記事では作品をナンバー順に写真を中心にお伝えいたします。

ダムエリアの作品たち

ダムエリアは、大町ダム近辺に4つの作品が展示(大町ダム/エネルギー博物館/心笑館)されています。
緑に輝く透明な川の流れが美しく、人の暮らしの場と森の境界線となっているエリアです。

 

No.11 土の泉_淺井裕介

No.11 土の泉_淺井裕介
大町名店街にも作品(信濃大町2014―食とアートの廻廊―)が展示されている淺井氏のこの作品は、エネルギー博物館の建物の壁に描かれています。
この巨大な壁画の塗料は大町市内から集められた土が使用されています。
制作にはたくさんのボランティアサポーターが参加し、制作途中に雨が降り塗料が流れるなどのトラブルに見舞われるものの、多くの方の協力により完成に至りました。

 

No.12 龍の棲家_岡村桂三郎

No.12 龍の棲家_岡村桂三郎
心笑館(ここえかん/エネルギー博物館のすぐ裏にある温泉施設)本館は、芸術祭会期中1階2階の全館が作品の展示スペースとなっています。
趣のある梁組が素晴らしい1階には、岡村氏がこれまでに制作されて来た作品が一堂に会し、展示されていてすごい迫力です!
囲炉裏のあるこのスペースの作品が、今回新たに制作された作品です。

 

No.13 土の道・いのちの道_栗田宏一

No.13 土の道・いのちの道_栗田宏一
心笑館2階の畳が敷かれた大広間では、日本の北部、日本海側が描かれた大きなパネルに、その土地どちの色とりどりの土を集めた作品が展示されています。
大町は元々「塩の道」という日本海と長野県内陸を繋ぐ交易路の要所/宿場町として栄えた町でした。
土の道・いのちの道の作品名も含めて、この大町の歴史との親和性が高い作品だと感じました。

 

No.14 龍(たつ)_パトリック・トゥットフオコ

No.14 龍(たつ)_パトリック・トゥットフオコ
大町ダムと龍神湖(ダム湖)を見下ろすように鎮座する大きな目の作品。
この目が見下ろす先には、巨大な人工物であるダムと、湖、そして私たちが暮らす大町の町並みを広く俯瞰して見渡すことができます。
左右色の違う目は、龍の目を意識して制作されたとききましたが、この目には大町の景色がどのように見えているのでしょう。

 

この大町ダムを北アルプス側に進むと「葛温泉」という大町の温泉の大湯本があり、その向こうには七倉ダムが鎮座しています。

葛温泉の手前から「中部山岳国立公園」の中に入ります。
このエリアは大自然の入口であり、人の暮らしの場と森の境界線でもあるのです。

大自然に鎮座する人工物のダムがある風景。
人が造り出した自然の中の異質で壮大な風景。

人々の暮らしにはなくてはならものの象徴である、ダム。
大自然の恩恵を受けて暮らす私たち自身のことを、少しだけ考え、思い巡らせる場所なのかもしれませんね。

記事と写真
たつみかずき