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<国際芸術祭レポート>開催直前‖空き家を包むベールのアート

こんにちは。
北アルプス国際芸術祭レポーターのたつみです。

5月23日-
夕暮れ少し手前の木崎湖は、強い風が世界全体を揺らしています。
山の木々は音を鳴らし、穏やかな湖面に波を作り、スワンボートも忙しく体を右往左往揺らしていました。

アートサイト5エリアの「仁科三湖エリア」は、名前のとおり3つの湖が南北に並んでいて、今回作品が展示される南端の木崎湖は市街地から車で1o分程の北側に位置します。
3つの湖はどこも、夕方になるとこの日のように強い風が吹くことがよくあります。
日の出を浴びる頃にはとても穏やかで「湖面鏡」が美しく、日が傾くに連れて湖面はどんどんと波打ちます。

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>>仁科三湖エリアについて


この木崎湖畔は、バブル期には遊泳客で賑わい、民宿や旅館/飲食店が多く立ち並んでいたエリアです。
ですが、時代の流れに連れて湖畔には空き家が目立つようになりました。

今回は、木崎湖畔の空き家そのものを作品「べールの向こうに」として制作を進めるケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレットの制作現場をレポートいたします。

ベールの向こうに

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現在制作中の作品です。
どこに作品があるんだろう〜?と、湖畔をぶらぶらしていた時に突如現れたこの作品。
半透明のベールが一軒家を覆っています。
作品はすぐ近くの3箇所数棟を利用して制作されるとのことですが、この異空間な雰囲気はとても目を引きます。

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ベールはすぐ近くの倉庫でボランティアサポーターさんがお手伝いして制作されています。
家を覆うほどの巨大なベールを一つ一つ特殊な接着剤で接着していきます。

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ケイトリンが作品のラフ画を見せてくれました。
実際の作品も素敵ですが、このラフ画もとても素敵です。
空き家が年々増加する大町市ですが、このような形で空き家が利用されるというのは面白い取り組みだと思います。

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実際に家にベールを被せる制作現場の見学をさせていただきました。
風が吹く中の作業にとても苦戦しながら、ウェインが 「午前中にやればよかったね。」 と苦笑いを浮かべておりました。

制作現場により進み具合も、現場の温度感も様々です。
ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレットのお二人は、終始にこやかで、ほんわかとした雰囲気でした。

芸術祭の開催まで残すところ数日となりました。
制作も佳境に入っています。
これから一気に作品が完成していきます!

これまで制作を見学させていただいてきた作品たちの完成した姿を見られる日が、もうすぐそこにきています!
ワクワクだな。
ドキドキだな。

制作過程の作品のご紹介はほんの一部しかできませんでしたが、開催後も出来る限り細かく情報を発信したいと思います!!

記事と写真
たつみかずき