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<国際芸術祭レポート>北アルプス国際芸術祭レポーターのたつみです。最後のレポートとなりました。

こんにちは。
北アルプス国際芸術祭レポーターのたつみです。

北アルプス国際芸術祭が閉幕し、もうすぐで3ヶ月が経とうとしています。
57日間のお祭りが終わり、町にはいつもどおりの穏やかな時間が流れています。

季節は秋。
全国的に例年よりも気温の低い日が続いているようですが、ここ大町は一段と寒いです。
朝晩はストーブを点けているお家がほとんどではないでしょうか。

台風が過ぎ、久々に顔を出した北アルプスはこのように雪景色!!
山の上の方は既に紅葉が始まり、里の銀杏は既に金色に色づいています。

さて、北アルプス国際芸術祭レポーターのお仕事も、このレポート記事で最後となります。
公私ともに芸術祭と関わらせていただき、最後の記事!となるのはなんだか少しセンチメンタルでございます。笑

良き思い出であり、充実したお仕事であり、大町の今後に係る大事な出来事であった芸術祭。
閉幕式のその後と、このレポート運営に携わったメンバーについてを、少しだけ触れていきたいと思います。

閉幕式のその後

7月30日-
閉幕宣言の後、大町名店街で関係者が集まり、57日間のお祭りの最後をお祝いしました。
>> <国際芸術祭レポート>北アルプス国際芸術祭2017‖57日間のお祭り閉幕の一日

その後、関係者が市街地のあちこちに分かれて慰労会や打上げを各々が行いました。
私は市街地の「まちなかハウス」という空き家を利活用している小さな溜まり場空間で、仲間内とささやかに芸術祭の思い出に浸っておりました。

お酒も進み、話題も一通りした頃に、作家さんたちがこの空間に流れ込んで来たのです!
私たちと同じく、作家さんたちもお酒が進んでいたことは言うまでもありませんね。笑

芸術祭の取材でご一緒した作家の皆さんは、会期が終わりそれぞれの想いを語り合っていて、これまでに聞くことのできなかったお話はとても興味深いものでした。

「少ししたら俺の作品壊すみたいやから、明日写真撮ってくれへん?」
そうコタケマン(セルフ屋敷2)に声をかけていただきました。

会期終了後、当たり前ではありますがほとんどの作品は解体されます。
今後の大町の資産にもなり得るだろう作品たち。
それでいて、想いのこもった作品たちを状態のいいまま保存〜維持していくこともまた、簡単なことではありません。

作家さんたちは、自分やたくさんの人々と共に創り上げた作品の解体にはとても複雑な心境をお持ちです。
私自身も制作期間から立ち会ってきた作品たちが解体されることにはとても複雑な心境です。

それぞれが「終わる」ということに向き合う夜であったのだと感じます。

7月31日-
私は朝からコタケマンのセルフ屋敷2に訪れました。
午後から早速解体が始まるそうで、時間が許す限りセルフ屋敷のあちこちを写真に収めました。

>> <国際芸術祭レポート>作家さんが続々と大町入り!作家コタケマンの制作現場にお邪魔して来ました。

セルフ屋敷は、制作場所となる空き店舗をコタケマンが視察するタイミングから立ち会わせていただいた場所。
また、私が運営するシェアハウスのシェアメイトがこぞって制作に携わった作品でもありました。
最後の最後に、セルフ屋敷で時間を過ごせたことを、とても嬉しく思います。

57日間の成果


9月22日-
北アルプス国際芸術祭広報誘客部会の最後の集会が行われました。
広報誘客部会は市内の観光/地域に関係した団体が中心に組織され、広報に係る業務を実行委員会と協働していた部会です。

その集会で57日間の成果について中間報告がありました。
まだ全ての集計が終わったわけではありませんが、現段階での集計では、受付のあったサイトの延べ人数で25万人を超える来場者と2万5千枚を超える鑑賞パスポートの売り上げがあり、この数字は開催前の予測を大きく上回るものでした。

部会メンバーで芸術祭の意見の取りまとめを行いました。
好評だった点/改善すべき点など様々な意見が出揃いましたが、皆さんのご意見をきいていて感じたことは「非常に評価が高い芸術祭だった」ということです。

私自身も芸術祭の高評価を耳にする機会が多かったのですが、集まった皆さんも口々に高評価を伝えていたことにはとても驚きました。

第三者機関を交え、経済波及効果などの芸術祭がもたらした「数字」を現在算出している最中ということで、年内には芸術祭についての良し悪しを議論する為の結果が集まるのだそうです。

今後の芸術祭の開催については、それらの議論を持って決定する!のだそうです。
今後も続いて欲しい!!と、個人的には切に願うところです。

国際芸術祭レポートの、中の人

昨年度からお送りしてきました「国際芸術祭レポート」の中の人を、最後にご紹介したいと思います。
ここに写っている4名は、大町市総務部まちづくり交流課に勤務する地域おこし協力隊の皆さんです。

日本各地から集まった、編集/デザイン/映像などの優秀な人材です!(まぢで)
私は主にレポート記事を制作するにあたり、このメンバーにサポートいただいておりました!
まさしく「戦友」
愉しい時間を過ごさせていただいたのです!!

◯まちづくり交流課に勤務する地域おこし協力隊(左から)
・小澤 貴弘
・山岸 さくら
・高松 永和
・本山裕久

で、こちらが私 たつみかずき です。笑
お初にお目にかかりますね。

北アルプス山麓地域を拠点に「地域と人を繋ぐ」LODEC Japan合同会社を運営しております。
空き家を活用して、ゲストハウス/シェアハウスの運営や、イベント企画/制作関係の何でも屋的な事業を行っております。
人生を迷うアラサーたちを移住させまくっています。笑
(事務所は信濃大町駅横の市営駐車場の真正面の一軒家ですので、どうぞ遊びにきてください!)

北アルプス国際芸術祭は、実行委員会発足前から関わらせていただき、元は事務局メンバーの一人でした。
昨年度からは、公式webサイト/レポート記事制作で芸術祭に携わらせていただきました。

芸術祭は、冒頭にも書いた通り「公私ともに」関係を持たせていただいた事業でした。
思い出はこのレポートでは語り尽くせない程の質量となっています。
誰に伝えればいいかわからない感謝の気持ちも、たくさんたくさん蓄積されています。

そろそろ、お時間です!


気づけば季節は冬の存在をすぐそこに感じる秋の頃。
もう少しで、北アルプスの山々は白い薄化粧を纏います。

あれだけたくさんの人が歩いていた市街地アーケードは、芸術祭会期前と変わらずに静かになりました。
それでも、芸術祭の余韻や余波はいまでも感じられています。

「芸術祭をやることが目的ではない。重要なのは芸術祭が行われたあと、地域がどう変化するかだ。」

これは、市長との議論の中で交わされていた言葉です。
芸術祭そのものが目的ではなく、芸術祭を通し地域の未来はどんな姿になるのだろう?

あのときの熱気は今でも鮮明に刻まれています。

過去から構築された先人の功績に恩恵を預かり、敬意を払いながら
現在から未来へと、新たな時間を「創る」

だから、いつまでも終わった過去を語るのではなくて
「これから」の話をそろそろ始めなくちゃいけないと思うのです。

長野県北アルプス山麓 大町市。
歴史と文化が息づく美しい町。

この町の未来は、どんな姿となるのでしょう。
どうぞこの町の「これから」に、引き続きお付き合いいただければ幸いです。

ここで逢ったが何かのご縁!!!!

この町のこれからを、私たちは生きていく。
どうぞこれからもこの町を。

ご指導ご鞭撻ご贔屓の程
よろしくお願いいたします!!!
全ての皆様に、感謝を。

記事と写真
たつみかずき