AIR2016あさひAIR 2016年度
テーマ「時・水・稲作」
滞在期間:2016年9月15日(木)~2016年11月23日(水)
展示期間:2016年11月11日(金)~11月20日(日)
滞在作家決定
- アナンダ・サーン Ananda Serné (オランダ)
- エリー・キョンラン・ホ Ellie Kyungran Heo (韓国)
- 水谷 一 Hajime Mizutani (日本)
- マリーナ・ガスパリーニ Marina Gasparini (イタリア)
あさひAIRレジデンスプログラム2016は、「時・水・稲作」という3つの概念をテーマに公募を行いました。そして、応募総数103名41カ国のアーティストから選ばれた4名のアーティストが、信濃大町にて滞在制作を行います。アーティストがあさひAIRで何に出会い、どんな表現をするのか?創造性がどんな所から生まれるのか?ぜひ、AIR2016にご注目ください。
コンセプト
「時」
時は事象の変化です。人はそれぞれ土地や文化や時代に影響されながら、独自の時間感覚で生活しています。ほんの100年前、日本人の90%が農民だった頃の日本人は、昇って沈む太陽と共に生きる「1日」という時間感覚がありました。高度に効率化を求める現代で、僕らはどんな「時」を生きているのでしょうか?
「水」
あさひAIRのある長野県大町市は日本アルプスの豊かな源流に支えられた水の町です。「方丈記」 の「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」という言葉は、日本人の水に対する意識を表しました。諸行無常を体現する「水」から、僕らは何を学べるのでしょうか。
「稲作」
稲は日本を代表する穀物です。半年で1粒から800粒になるお米は、古代日本の生活文化を形成しました。稲作によって支えあう社会が形成され、様々な祭事や信仰が生まれました。現在も、春の田んぼに映る空と山、夏の新緑と多様な生物、秋に黄金色に揺れる稲穂は、日本を象徴する風景です。アーティストはどうやって、その風景と向き合うのでしょうか?