東山エリア

東山エリアの鷹狩山山頂からは、大町市全域を俯瞰しながら北アルプス山脈を見上げることができます。ここから望む信濃大町の中心部は、西側の北アルプス山脈と、東側に広がる豊かな里山に囲まれた扇状地(盆地)で、南北に走る糸魚川静岡構造線という活断層上にあり、ここを境に東西で地質や生態系が変化しており、日本列島の成り立ちを彷彿とさせます。また、里山の暮らしと風景を色濃く残す集落が点在しているエリアです。

東山エリア

東山エリアの鷹狩山山頂からは、大町市全域を俯瞰しながら北アルプス山脈を見上げることができます。ここから望む信濃大町の中心部は、西側の北アルプス山脈と、東側に広がる豊かな里山に囲まれた扇状地(盆地)で、南北に走る糸魚川静岡構造線という活断層上にあり、ここを境に東西で地質や生態系が変化しており、日本列島の成り立ちを彷彿とさせます。また、里山の暮らしと風景を色濃く残す集落が点在しているエリアです。

29 持田敦子[日本]

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タイトル未定

設置場所 / 美麻・旧教員住宅

美麻にある2軒の旧教員住宅が舞台。かつて校長先生と教頭先生の宿舎だったという隣り合う2軒の家が動き出す。お互いを隔てていた物理的な距離、壁、境がなくなり、圧倒的な力量によってぶつかり、重なり合う。隣り合う2軒の家というごく当たり前な関係性が崩壊し、鑑賞者それぞれによって再構築される。日本列島を東西に分断するフォッサマグナの西の縁に位置し、活発な地殻変動を繰り返し、隆起し、削り取られてできたこの土地で、家という不動であるはずのものを動かし、変化させることに挑む。


1989年東京生まれ / 在住。既存住宅の一部を円形にカットし回転させた『T家の回転』など、日常空間や公共空間に介入し、空間の意味や質を変容させるような建築的なインスタレーションを行う。

Photo:Pezhman Zahed

29 持田敦子[日本]

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タイトル未定

設置場所 / 美麻・旧教員住宅

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30 青島左門[日本]

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いのちの記憶

設置場所 / 美麻・二重屋内ゲートボール場

2017年の第1回展で、大町本来の夜の暗さと星の美しさを表現するために、高原の夜空に生花をLEDで照らした作品を展開した作家。今回は、屋内ゲートボール場内を漆黒の世界に変え、銀河の世界をつくりだす。建物のなかを進むと、唯一外とのつながりを保つ自然光を取り入れた光ファイバーが大量の光の粒となって見えてくる。そのひとつひとつの光は、天候の変化に伴ってゆっくりと呼吸するかのように明るさ・色合いが変化する。大気の動きや地球の息吹、漆黒の空間で自分自身もひとつの生き物であると優しく思い起こさせ、銀河の穏やかな時間を感じさせる作品。


1980年静岡生まれ、在住。彫刻、絵画、コンセプチュアルアート、舞台美術、絵本など多様な表現手段で、文明が自然に調和するための方法や、「いのちとは何か?」を探求する。

30 青島左門[日本]

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いのちの記憶

設置場所 / 美麻・二重屋内ゲートボール場

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31 シルパ・グプタ[インド]

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タイトル未定

設置場所 / 霊松寺

アイデンティティー、暴力、人権、ジェンダー、国際紛争への関心を、インタラクティブな作品、立体、写真、パブリック・パフォーマンスなど様々なメディアを通して視覚化してきた作家の最新作。薄暗い展示空間に入ると、天井から一連のマイクと電球が吊りさげられ、ゆっくりと動き続けている。点在している譜面台には執筆のために投獄された詩人の詩が刻まれ、踊るように空間を移動するマイクは詩人の言葉を朗読している。ゆっくりと動き続ける電球の光と共に、もう一方のマイクから流れる詩のコーラスが空間を満たし、観客自身を作品内部へ誘う。


1976年インド生まれ / 在住。民族、宗教、経済格差などをテーマとし、写真、映像、音などの素材を用い、現代社会の背後にある社会の本質、境界や自由など、見る側に世界を新たに理解、解釈させる作品を発表している。

Photo:Shrutti Garg

31 シルパ・グプタ[インド]

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タイトル未定

設置場所 / 霊松寺

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32 目[日本]

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信濃大町実景舎

設置場所 / 鷹狩山山頂の空き家 制作年 / 2017年 恒久作品

2017年の第1回展で発表された、クリエイティブチーム「目」による本作品は、鷹狩山の山頂からのぞむ圧倒的な北アルプスの山並みと信濃大町の風景を見るための装置として構想された。鑑賞者は、建物の間取りや階層を無視するように無差別に延ばされた導線へと誘われる。2階にのぼり、家屋の梁や天井をまたいだり、潜ったりしながら不安定な白い空間を進むと、平衡感覚が失われていくような不思議な体験をすることができる。そうして白い曲線に包まれた空間を進むうちに、北アルプスと大町市街を見渡す風景に突如出合う。


2013年より活動するクリエイティブチーム。中心メンバーはディレクターの南川憲治、アーティストの荒神明日香、制作統括の増井宏文。不確かな世界の可能性を信じ、その魅力の先を鑑賞者に実感させる作品を展開している。

32 目[日本]

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信濃大町実景舎

設置場所 / 鷹狩山山頂の空き家
制作年 / 2017年 恒久作品

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33 菊地良太[日本]

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過去作品
<a walk>ART STRUCTION 3331アーツ千代田

尊景のための展望室

設置場所 / 鷹狩山 展望台

フリークライマーとして活動する異色のアーティスト。鷹狩山展望台から望む信濃大町の雄大な景色を前にした作家は、山の視点で人を見ると、ボードゲームのコマみたいな存在かもしれないと感じたという。そこで自らの身体をボードゲームのコマに見立て、信濃大町の景色に入り込むパフォーマンスを記録した写真作品を発表し、観客は展望室の双眼鏡で、作家のアプローチした場所を探すことができる。
「人間が行けるところと、行けないところの境はどこにあるのだろうか?」と問う作家は、身体を対話手段として、常識の限界に迫っていく。


1981年千葉生まれ / 在住。フリークライマーとしての独特の視点を美術表現へと変換させ、都市や風景に内在する様々な領域や境界線等を可視化させる作品を発表している。瀬戸内国際芸術祭2019など。

Photo:Ichiro Mishima

33 菊地良太[日本]

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過去作品
<a walk>ART STRUCTION 3331アーツ千代田

尊景のための展望室

設置場所 / 鷹狩山 展望台

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34 カン・ヒジュン(姜希俊)[韓国]

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ファンファーレを鳴らす

設置場所 / 唐花見湿原(からけみしつげん)

美しい自然の中、動植物と人が共存して暮らす里山にある唐花見湿原を舞台に、韓国で活躍するネイチャーアーティストが約1ヶ月の滞在制作を行い、土地の素材を活かした彫刻作品を制作する。
東京では絶滅してしまった希少種、ハッチョウトンボ(日本で一番小さなトンボ)が生息する湿原を横断する遊歩道から、里山を背景に現れるこの作品は、美しい自然と調和して生きる全ての人々のため、この土地を祝福するファンファーレを響かせる。


1958年韓国生まれ / 在住。生命、時間、季節、日光、水、石、風といった自然界のメッセージを制作の基本テーマにすえ、素材の美しさと特性を活かし、新たな観点を加えて作品を制作している。

34 カン・ヒジュン(姜希俊)[韓国]

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ファンファーレを鳴らす

設置場所 / 唐花見湿原(からけみしつげん)

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35 アンマルサイハン・ナムスライジャフ[モンゴル]

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遊牧民の家

設置場所 / 唐花見湿原(からけみしつげん)

標高945mの山あいにある湿原の森に、周囲から集めた枝を素材に組み立てられた、移動式のゲル(遊牧民の住居)が現れる。モンゴルの伝統的な遊牧文化は古代から豊かな歴史を持ち、その文化とライフスタイルは様々な形で世界を驚かせてきた。作家は作品を通して、遊牧民たちがどのように地球と空、山と川、四季を通じて移り変わる自然環境と良好な関係を保ち続け、遊牧の伝統を維持してきたのかを世界に広めるため活動している。それは、グローバリズム化のなかで均質化していく私たち現代人に、最も必要な知恵を示唆しているのではないだろうか。


1981年モンゴル生まれ / 在住。2009年より「ノマディック(遊牧民)プロジェクト」を開始し、遊牧民の文化とライフスタイルを通じて長期的な視点で自然と調和して生きるアイディアを広めようとしている。

35 アンマルサイハン・ナムスライジャフ[モンゴル]

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遊牧民の家

設置場所 / 唐花見湿原(からけみしつげん)

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36 ヨウ・ウェンフー(游文富)[台湾]

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竹工凡木「築」 〈八坂公民館アキツ〉

設置場所 / 八坂公民館アキツ

台湾竹工芸の発祥の地であり、豊かな竹林に恵まれた「竹山(ジューシャン)」出身の作家が、同じように多くの竹林が点在し、里山の暮らしが色濃く残る八坂地区を舞台に、地域の人々が集う八坂公民館「アキツ」を竹で覆う大規模なアートプロジェクトを展開する。
竹、工、凡、木の四文字で構成される「築」という作品名には、つくることを通して様々な繋がりが新しい文化を築いていくという作家の願いが込められている。作家と地元住民、サポーターが協力するプロセスを通して、地域の潜在能力に化学反応を起こし、公民館が新しい文化の場として生まれ変わる。


1968年台湾生まれ / 在住。主に竹を素材とし、感性を刺激するインスタレーションを制作。台北の美術館を竹で覆うなど、膨大な手仕事によるダイナミックな作品も得意とする。

36 ヨウ・ウェンフー(游文富)[台湾]

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竹工凡木「築」 〈八坂公民館アキツ〉

設置場所 / 八坂公民館アキツ

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37 エカテリーナ・ムロムツェワ[ロシア]

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全てもって、ゆく

設置場所 / 社・盛蓮寺(じょうれんじ)

大町市は昔、塩の道千国街道の宿場町として栄え、日本海から雪深い山道を、重量60キロの塩を背負って運ぶ「歩荷」と呼ばれる壮絶な仕事があった。作家はこの歩荷のふるまいに興味をもち、北アルプスを仰ぐ盛蓮寺で2つの作品を発表する。境内の蔵では、重い荷物、もしくは魂を運びながら進む人々の姿を壁に映しだす。本堂では、住民協力の基、絵画セッションを通して、実物大の水彩作品を制作する。
作家は問いかける。「私たちは皆、人生の荷物(希望、欲望、記憶)を運んでいる。その荷物を肩から下ろし、純粋な魂で前進し続けることができるのだろうか?」


1990年ロシア生まれ / 在住。個人的・集団的記憶を探る抒情詩的作品を制作しているビジュアル・アーティスト。2020年、Forbes Russia主催の次世代を担う30名の1人としてイノベーション賞を受賞。

37 エカテリーナ・ムロムツェワ[ロシア]

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全てもって、ゆく

設置場所 / 社・盛蓮寺(じょうれんじ)

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