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長野県の北西部、松本平の北に位置する大町市は、3,000m級の山々が連なる北アルプス山脈の麓に位置し、清冽な雪解け水と澄んだ空気、四季折々の景観に恵まれ、古くは「塩の道」千国街道(ちくにかいどう)の宿場町として栄えました。

北の五竜岳から南の槍ヶ岳頂上までを収める市の面積は565㎢、市街地の標高は700m余りの典型的な内陸性の気候で、北アルプスの山々を映す仁科三湖や、豊富な温泉など自然にも恵まれたこの地域は、現在でも北アルプス登山の拠点として、黒部ダムを擁する山岳ルートである「立山黒部アルペンルート」の長野県側の玄関口として多くの観光客で賑わい、また、新たな価値観によるライフスタイルを模索するI・Uターンによる移住者も増加してはいます。しかし一方では、2014年5月に日本創成会議が発表した消滅可能性都市に上がるほど、過疎高齢化も深刻化しています。

近年叫ばれる地球環境の危機や、日本の現代社会が直面する様々な課題、国境を超えたグローバリゼーションの流れの中で、活力ある地域として存在感を発揮するために、土地固有の地域資源を明らかにし、地域コミュニティを再生していく方法として、現代アートの力が注目を集めています。

「北アルプス国際芸術祭」は、そんな大町市、北アルプス山麓の地域資源を、地域の魅力を再発見する「アート」の力によって再認識し、世界に発信することで地域再生のきっかけとなることを目指しています。

 

名 称     : 北アルプス国際芸術祭2020

開催期日    : 2020年初夏予定

実行委員長   : 牛越 徹 (大町市長) 〈実行委員長からのメッセージ〉

総合ディレクター: 北川 フラム   〈総合ディレクターからのメッセージ〉

 

 

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北アルプスの山々から流れほとばしる伏流水、山の神や動物たちと人が出会う豊かな扇状地に囲まれた信濃の国、大町市。
そこは日本列島を東西に分断するフォッサマグナの西の縁に位置し、信州と日本海を結ぶ「塩の道」が走り、東西の地質や植生が出会う、まさに特異点と言えます。
北アルプス国際芸術祭は、扇状地をつなぐ廻廊から山々を見遥かし、青い天空を水場から仰ぐ試みです。国内外のアーティストは、南北の植物が混生し、日本列島を縦に貫く特徴ある地形、歴史に向き合い、鮮烈で爽やかなアート作品をつくりだすでしょう。〈北川 フラム〉